FBIの捜査官であった妻をテロで亡くしたマイケル。
彼は大学でテロリズムの歴史について教鞭を振るっていた。
ある日、設計技師であるラングとその家族が隣家に越してきた。
大怪我をしたラングの息子を助けた事から交流を深めるふたり。
しかし、マイケルはひょんな事からラングがテロリストではないかという疑念を抱き始める。
ジェフ・ブリッジス、ティム・ロビンス共演のサスペンス映画。
隣人がテロリストである事に気付いた男が、
そのテロ計画を阻止せんと孤立無援の中奮闘する姿を描くという、
古いシュワちゃんの映画にでもありそうなストーリーなのだが、
1シーンも見逃せない緻密なストーリー構成、
深いキャラクター造形とそれにリアリティを持たせる俳優陣の演技、
この2つがうまく組み合わさって、
最後まで緊張感を維持したまま鑑賞を楽しめる。
そして、全ての謎が氷解する最終盤のワンシーンと、
その後のエピソードに度肝を抜かれる事間違いなし。
1999年公開の古めの映画だが、
テロに対する恐怖や素性のわからない隣人との人間関係というテーマは、
むしろ現代の方が真に迫ってくるテーマであると思う。
2014年4月29日火曜日
2014年4月12日土曜日
映画:『ゾンビランド』
突如発生したウィルスにより人類はゾンビと化した。
元ひきこもりのゲームおたくであったコロンバスは、
生き残るための32のルールを自らに課し生き延びていた。
生まれ故郷を目指す旅の道中、
ウィンキーを愛しゾンビを憎む癇癪持ちの男タラハシーや詐欺師姉妹と合流する事になった彼は、
そんなメンバー達との間に絆が芽生えた事に気付き始める。
ゾンビ映画でありながら、
個性的な4人の人間の心の交流を描くロードムービーであり、
ティーンエイジャーの恋愛模様を描くラブストーリーであり、
ゾンビのみならず様々なジャンルの映画へのオマージュを含むコメディであるという異色の作品。
ポイントポイントで登場人物の過去の場面が現れるのだが、
その中でも特に、4人の中で最もヤバそうに見えるタラハシーの過去が、
全体的に緩い感じのストーリーにスパイスとなって効く。
グロい場面はほとんど無く、急にゾンビが現れてビックリするようなこけおどしも無し。
R15指定作品だがほぼあらゆる世代のあらゆるジャンルの映画好きが楽しめる映画。
名優ウディ・ハレルソンをはじめ、
『ソーシャル・ネットワーク』でFacebook創始者を演じたジェシー・アイゼンバーグ、
『アメイジング・スパイダーマン』のヒロインであるエマ・ストーン、
『サイン』『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンらが主要キャストを演じており、
また、特別ゲストとしてビル・マーレーが本人役で登場。
『ゴーストバスターズ』に親しんだ人なら最も笑えるシーンを提供してくれる。
元ひきこもりのゲームおたくであったコロンバスは、
生き残るための32のルールを自らに課し生き延びていた。
生まれ故郷を目指す旅の道中、
ウィンキーを愛しゾンビを憎む癇癪持ちの男タラハシーや詐欺師姉妹と合流する事になった彼は、
そんなメンバー達との間に絆が芽生えた事に気付き始める。
ゾンビ映画でありながら、
個性的な4人の人間の心の交流を描くロードムービーであり、
ティーンエイジャーの恋愛模様を描くラブストーリーであり、
ゾンビのみならず様々なジャンルの映画へのオマージュを含むコメディであるという異色の作品。
ポイントポイントで登場人物の過去の場面が現れるのだが、
その中でも特に、4人の中で最もヤバそうに見えるタラハシーの過去が、
全体的に緩い感じのストーリーにスパイスとなって効く。
グロい場面はほとんど無く、急にゾンビが現れてビックリするようなこけおどしも無し。
R15指定作品だがほぼあらゆる世代のあらゆるジャンルの映画好きが楽しめる映画。
名優ウディ・ハレルソンをはじめ、
『ソーシャル・ネットワーク』でFacebook創始者を演じたジェシー・アイゼンバーグ、
『アメイジング・スパイダーマン』のヒロインであるエマ・ストーン、
『サイン』『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンらが主要キャストを演じており、
また、特別ゲストとしてビル・マーレーが本人役で登場。
『ゴーストバスターズ』に親しんだ人なら最も笑えるシーンを提供してくれる。
2014年3月30日日曜日
映画:『トランス』
~ストーリー~
ギャングのリーダー・フランクはオークショニアであるサイモンと共謀して、
2500万ドルの価値がある絵画を盗み出そうとする。
だが、サイモンが計画外の行動を起こし、絵画は行方不明に。
さらに、彼は記憶喪失に陥る。
絵画の行方を探すために、
二人は催眠療法士のエリザベスの元に赴く。
『ウォンテッド』『つぐない』のジェームズ・マカヴォイと、
『オーシャンズシリーズ』『ブラックスワン』のヴァンサン・カッセル共演のスリラー。
監督は『28日後』『ザ・ビーチ』のダニー・ボイル。
夢や記憶を扱うサスペンスは、
一見荒唐無稽な場面にも必ず意味があり、
鑑賞中には訳が分からなくても、
最後にそれらを理路整然と並べるとパズルの如く事件の全体像が見えるようになる、
という所にひとつの鑑賞の醍醐味がある。
本作の場合も確かにそのような伏線は引いてあるのだが、
それらをストーリーで語るのではなく、
登場人物や舞台設定で視覚的に語っているため、
最後のとある人物の独白まで物語の全体像が見えにくく焦ったさを感じさせる。
それに加え、設定にチグハグな部分があったり人物描写が薄いため、
「なんでこんな事になるんだ?」と首を傾げたくなる場面も散見される。
やたらと音楽と画面効果には凝ってるけど実はそのシーン意味ないよね!?というダメな時のダニー・ボイルのクセも全開。
事件の真相はそれなりに衝撃的なもののはずなのに、
全くそれを感じさせない作品になってしまっている。
ギャングのリーダー・フランクはオークショニアであるサイモンと共謀して、
2500万ドルの価値がある絵画を盗み出そうとする。
だが、サイモンが計画外の行動を起こし、絵画は行方不明に。
さらに、彼は記憶喪失に陥る。
絵画の行方を探すために、
二人は催眠療法士のエリザベスの元に赴く。
『ウォンテッド』『つぐない』のジェームズ・マカヴォイと、
『オーシャンズシリーズ』『ブラックスワン』のヴァンサン・カッセル共演のスリラー。
監督は『28日後』『ザ・ビーチ』のダニー・ボイル。
夢や記憶を扱うサスペンスは、
一見荒唐無稽な場面にも必ず意味があり、
鑑賞中には訳が分からなくても、
最後にそれらを理路整然と並べるとパズルの如く事件の全体像が見えるようになる、
という所にひとつの鑑賞の醍醐味がある。
本作の場合も確かにそのような伏線は引いてあるのだが、
それらをストーリーで語るのではなく、
登場人物や舞台設定で視覚的に語っているため、
最後のとある人物の独白まで物語の全体像が見えにくく焦ったさを感じさせる。
それに加え、設定にチグハグな部分があったり人物描写が薄いため、
「なんでこんな事になるんだ?」と首を傾げたくなる場面も散見される。
やたらと音楽と画面効果には凝ってるけど実はそのシーン意味ないよね!?というダメな時のダニー・ボイルのクセも全開。
事件の真相はそれなりに衝撃的なもののはずなのに、
全くそれを感じさせない作品になってしまっている。
2014年3月3日月曜日
映画:『ゼロ・グラビティー』
〜ストーリー〜
医療技師でありながら宇宙飛行士となったライアン。
指揮官であるマットと船外活動を行っていたさなか、
ロシアが破壊した人工衛星の破片がステーションに直撃し、
ライアンは宇宙空間に放り出されてしまう。
パニックに陥りつつも機転を利かせなんとかマットと合流したライアンは、
他の宇宙ステーションにある脱出艇を求め宇宙空間をさ迷うが、
その間にも人工衛星の破片は地球を周回していた…。
『天国の口、終りの楽園。』といったミニシアター系作品から『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』といったファンタジー大作まで、
あらゆるジャンルの作品をこなすアルフォンソ・キュアロン監督が、
サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニーをキャストに迎え製作したSFパニック。
雪山やら鮫の棲息する海やらロッククライミング中の事故やら、
孤立無援で極限状況下に置かれるパニックものは数多くあれど、
その舞台を宇宙空間に置き新境地を開いた作品。
宇宙や無重力の映像表現は素晴らいし、
50歳のおばちゃんにも関わらず、
身体をクルクルクルクル回転させらたサンドラ・ブロックの撮影中の労苦が偲ばれはするものの、
ストーリー自体は危機→脱出→危機→脱出の繰り返しで単調なものだし、
ややご都合主義的な展開が散見される。
(例えば、これだけの惨事にも関わらず、脱出艇だけは毎度無事とか)
主人公ライアンのとある過去のエピソードも蛇足的でしかなく、
どうせならより掘り下げることで危機を脱出する強い意思の裏付けとするか、
いっそ無しにしてパニックに陥る人間の姿を描く事に主軸を置いた方がエンターテイメント性は上がったと思う。
このような点を抜きに単にパニックものとして楽しむにしても、
3D鑑賞するか大画面で鑑賞するかしないと、
単にDVDやBRだけでは映像表現も堪能できないかも。
医療技師でありながら宇宙飛行士となったライアン。
指揮官であるマットと船外活動を行っていたさなか、
ロシアが破壊した人工衛星の破片がステーションに直撃し、
ライアンは宇宙空間に放り出されてしまう。
パニックに陥りつつも機転を利かせなんとかマットと合流したライアンは、
他の宇宙ステーションにある脱出艇を求め宇宙空間をさ迷うが、
その間にも人工衛星の破片は地球を周回していた…。
『天国の口、終りの楽園。』といったミニシアター系作品から『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』といったファンタジー大作まで、
あらゆるジャンルの作品をこなすアルフォンソ・キュアロン監督が、
サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニーをキャストに迎え製作したSFパニック。
雪山やら鮫の棲息する海やらロッククライミング中の事故やら、
孤立無援で極限状況下に置かれるパニックものは数多くあれど、
その舞台を宇宙空間に置き新境地を開いた作品。
宇宙や無重力の映像表現は素晴らいし、
50歳のおばちゃんにも関わらず、
身体をクルクルクルクル回転させらたサンドラ・ブロックの撮影中の労苦が偲ばれはするものの、
ストーリー自体は危機→脱出→危機→脱出の繰り返しで単調なものだし、
ややご都合主義的な展開が散見される。
(例えば、これだけの惨事にも関わらず、脱出艇だけは毎度無事とか)
主人公ライアンのとある過去のエピソードも蛇足的でしかなく、
どうせならより掘り下げることで危機を脱出する強い意思の裏付けとするか、
いっそ無しにしてパニックに陥る人間の姿を描く事に主軸を置いた方がエンターテイメント性は上がったと思う。
このような点を抜きに単にパニックものとして楽しむにしても、
3D鑑賞するか大画面で鑑賞するかしないと、
単にDVDやBRだけでは映像表現も堪能できないかも。
2014年1月28日火曜日
映画:『女子高生サバイバル・ドライブ』
〜ストーリー〜
ドライブを楽しんでいた5人の女子高生。
しかし、道に迷ってしまい時間はすっかり真夜中。
ただでさえ険悪な雰囲気の中、 他の車に衝突してしまい、さらにもめる5人。
人のいる所に戻り道を確認しようとしたところ、
ぶつけた車に追いかけ回される羽目に陥る。
おまけに、その女運転手の手にはショットガンが…。
気が狂った女に追いかけられた5人の女子高生の一夜の災難を描いたスリラー。
女の子同士のイザコザを見るのは楽しいのだが、
肝心のキチガイ女の行動にあまりに一貫性がなく、
これから盛り上がりそうだという所で急に行動をやめていなくなったり、
その手に持ってるものを使えよ!というシーンがあったりと、
最後までテンションが中途半端のまま映画が終わってしまう。
内容自体はB級にも引っかからないどうしようもない映画なのだが、
この映画の全ては邦題にある。
原題は『FIVE ACROSS THE EYES』。
それに『女子高生サバイバル・ドライブ』なんて名前を付けた配給会社の担当者のセンスを高く評価したい。
この邦題だけでどんな映画なのか大体想像がつくうえに、
「女子高生のサバイバルなドライブ」という響きで男のエロい妄想を掻き立てるというターゲティングまで兼ねている。
だが、ジャケットと比較して、 女優のレベルはかなり落ちる事も付記しておく。
ドライブを楽しんでいた5人の女子高生。
しかし、道に迷ってしまい時間はすっかり真夜中。
ただでさえ険悪な雰囲気の中、 他の車に衝突してしまい、さらにもめる5人。
人のいる所に戻り道を確認しようとしたところ、
ぶつけた車に追いかけ回される羽目に陥る。
おまけに、その女運転手の手にはショットガンが…。
気が狂った女に追いかけられた5人の女子高生の一夜の災難を描いたスリラー。
女の子同士のイザコザを見るのは楽しいのだが、
肝心のキチガイ女の行動にあまりに一貫性がなく、
これから盛り上がりそうだという所で急に行動をやめていなくなったり、
その手に持ってるものを使えよ!というシーンがあったりと、
最後までテンションが中途半端のまま映画が終わってしまう。
内容自体はB級にも引っかからないどうしようもない映画なのだが、
この映画の全ては邦題にある。
原題は『FIVE ACROSS THE EYES』。
それに『女子高生サバイバル・ドライブ』なんて名前を付けた配給会社の担当者のセンスを高く評価したい。
この邦題だけでどんな映画なのか大体想像がつくうえに、
「女子高生のサバイバルなドライブ」という響きで男のエロい妄想を掻き立てるというターゲティングまで兼ねている。
だが、ジャケットと比較して、 女優のレベルはかなり落ちる事も付記しておく。
2014年1月26日日曜日
映画:『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
~ストーリー~
死刑反対論を唱える大学教授デビッド。
彼に元同僚の女性をレイプし殺害した容疑で死刑が下される。
刑の執行日が決まると彼は手記を残すために、
新聞記者であるビッツィーを呼び寄せる。
当初はデビッドの犯行を疑わなかったビッツィーだったが、
話を聞く内に冤罪の可能性に辿り着き、
やがて独自に調査を開始する。
ケヴィン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リニーが共演したサスペンス映画。
死刑制度の是非がテーマとなっており、
本作の立ち位置としては反対の立場。
鑑賞者が死刑制度に対しそもそもどういうスタンスを取っているかによって評価が左右されるきらいはあるが、
それを横に置いたとしても、
ひとりの人間が転落の人生を歩むまでの重厚なドラマと、
丁寧に組み上げられたプロットの末に驚愕の真実が明かされるというサスペンスの醍醐味を、
同時に味わう事ができる作品。
ケイト・ウィンスレットのいかにも運動できなさげなランニング姿にも注目。
そりゃこの人アクションには出せんわ…。
死刑反対論を唱える大学教授デビッド。
彼に元同僚の女性をレイプし殺害した容疑で死刑が下される。
刑の執行日が決まると彼は手記を残すために、
新聞記者であるビッツィーを呼び寄せる。
当初はデビッドの犯行を疑わなかったビッツィーだったが、
話を聞く内に冤罪の可能性に辿り着き、
やがて独自に調査を開始する。
ケヴィン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リニーが共演したサスペンス映画。
死刑制度の是非がテーマとなっており、
本作の立ち位置としては反対の立場。
鑑賞者が死刑制度に対しそもそもどういうスタンスを取っているかによって評価が左右されるきらいはあるが、
それを横に置いたとしても、
ひとりの人間が転落の人生を歩むまでの重厚なドラマと、
丁寧に組み上げられたプロットの末に驚愕の真実が明かされるというサスペンスの醍醐味を、
同時に味わう事ができる作品。
ケイト・ウィンスレットのいかにも運動できなさげなランニング姿にも注目。
そりゃこの人アクションには出せんわ…。
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