2015年3月23日月曜日

映画:『猿の惑星 新世紀ライジング』

〜ストーリー〜
人類と知能を持った猿との争いから10年。
猿インフルエンザの流行により絶滅の危機に瀕した人類は、
エネルギー源を求め猿のテリトリーに踏み込む。
人間を信用しようとするシーザーだったが、
それを快く思わない者もおり、
人類と猿のみならず、猿達の間にも不穏な空気が流れ始める。

『猿の惑星』前日譚を描く新シリーズ2作目。
それぞれの思いと思惑をもって対立する3つのグループが織り成すストーリーは非常が重厚かつ悲哀をもって描かれている。
あたかもギャング映画を観ているよう。
CG・アクションとも前作よりパワーアップ。
仮に3部作とすると、
次回のクライマックスではいよいよ人間と猿の闘いに終止符が打たれ、
自由の女神が砂に埋もれるのかしら。

2015年1月18日日曜日

映画:『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

〜ストーリー〜
謎の生命体ギタイの襲撃により人類は滅亡の危機に瀕していた。
広報担当だったケイジ少佐はトラブルから前線に送り出され、
あっけなく命を失ってしまう。
だが、次の瞬間目覚めた彼がいたのは出撃前日の基地だった。
タイムリープ能力を手に入れた彼は、
命のリセットを繰り返しながら戦闘能力を身につけていく。

日本のライトノベルが原作のSFアクション映画。
トム・クルーズと『プラダを着た悪魔』『アジャストメント』のエミリー・ブラント主演。
ストーリーのテンポも良く、アクションシーンの迫力も十分。
だが、ストーリー展開はニコラス・ケイジの『NEXT』に似ているし、
敵の本拠地に乗り込むシーンなどは『マトリックス・レボリューションズ』のラストに酷似している。

2015年1月17日土曜日

映画:『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』

~ストーリー~
冴えない青年ティムは、
21歳の誕生日に父親から、
彼の一族には過去に戻るタイムトラベルの能力を持っているという事を告げられる。
彼は能力を駆使して人生のリセットを繰り返し、
順風満帆な生活を送っているように思われたのだが、
やがて避けられない運命のターニングポイントに直面すると共に、
人生において大切な事が何なのかに気付き始める…。

『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーライル監督作品。
タイムトラベルにより人生のリセットを繰り返す男の姿を描いたヒューマンドラマ。
「特別な力を持つからと言って幸せな人生を送る事はできない」
「平凡で退屈な人生の素晴らしさ」
といったテーマに特に目新しさはない。
むしろ、映画前半、能力を駆使して好きな女の子をゲットしようと奔走するシーンに人間らしさを感じられ楽しく鑑賞が出来た。

現在の記憶を残したまま過去に戻る事が出来るというチート能力だが、
それは、過去に戻る度に戻った分と同じだけの年月の人生を繰り返さなければならないという事であり、
(映画の構成上仕方はないが)それを無視して何度も人生をリセットする、
あるいは、人生が目論見通りに進んでいくという点にはご都合主義的なものを感じた。
同じ時空改変ものの『バタフライ・エフェクト』の素晴らしさを再認識。
主演は、ハリー・ポッターシリーズのドーナル・グリーソンと、
シャーロック・ホームズシリーズのレイチェル・マクアダムズ。
また、パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズで、
ディヴィ・ジョーンズを怪演したビル・ナイと、
ベケット卿を演じたトム・ホランダーが脇を固める。

2014年9月30日火曜日

映画:『CARGO カーゴ』

〜ストーリー〜
2267年、地球の環境は人が住めないほどに荒廃し、
人々は自然豊かな星レアへの移住を目指していた。
医師であるラウラは移住費用を稼ぐために、
貨物船の勤務医の任務に就く。
コールドスリープから目覚めた彼女は、
自分以外誰もいないはずの船内に人の気配を感じる。

スイス製SF作品。
とにかくテンポが悪くて非常に退屈。
貨物船や船内の造詣はよく作り込まれているが、
それを観てもらいたかったのか、
意味もなく主人公が船内を歩き彷徨うシーンが多く、
これが本作の冗長さに拍車をかけている。
事件の意外な真相を含めプロット自体は悪くなく惜しい作品。

映画:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

〜ストーリー〜
3基のヘリキャリアーにより、
世界や国家の敵に先制攻撃を加えようとする『インサイト計画』に不審を感じたロジャース(=キャプテン・アメリカ)やフューリー、ブラック・ウィドゥらは、
機械の腕を持つ謎の男や同僚であるはずのS.H.I.E.L.D.から攻撃を受ける。
事件の真相を探る内に、
かつてロジャースが壊滅させたはずのヒドラの影がその背後にあることを3人は知る。

キャプテン・アメリカシリーズの第2弾にして、
アベンジャーズの続編でもある本作。
登場人物紹介とエピソードの切り貼りに終始した1作目に比べると、
それがなくなっただけですっきりとしたストーリーとなり、
ど迫力のアクションシーン満載の作品となった。
ただし、完全に楽しむには1作目の復習が必要。
原作でのキーキャラクターのひとりであるバッキーの登場や、
ヒドラの残党、ツインズなど、次作へのネタ振りも万全。

2014年8月31日日曜日

映画:『LUCY』

〜ストーリー〜
マフィアの闇取引に巻き込まれ、
麻薬の運び屋に仕立てられたルーシー。
とあるアクシデントから麻薬を摂取してしまった彼女の脳は急速に進化し、
自らの身体のみならず、他人の身体、物質、空間をもコントロールする能力を身につける。

リュック・ベッソン監督がによるSFアクション作品。
主演にスカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン。
最初から最後までほころびだらけのストーリーで、新鮮味も感じられない。
アクションも期待したほどではない。
「こんな事になったら面白いんじゃね?」というノリで作られたとしか思えない。
設定自体がアメコミ的なものなので、
いっそ本作でいう30%くらいの能力に抑えたマトリックス的なアクション映画とし、
その中で薬の効用が切れていくことによる時限性のスリルや、
失われていく人間性と身につけた能力との葛藤の描くべきだった。