2014年5月27日火曜日

漫画:巴亮介『ミュージアム』

~ストーリー~
連続猟奇殺人事件が発生。
被害者は残忍な方法で殺害されており、
遺体の傍らには殺害方法に応じた刑罰の名前が記されたメモが残されていた。
事件を担当していた刑事の沢村は被害者の共通点に気付くが、
それは別居中の妻子の身に危険が迫っていることを意味していた。
だが、犯人の魔の手は既に愛する家族に及びつつあり…。

話題のサイコスリラーコミック。全3巻。
ストーリーを見てピンとくる人もいるかも知れないが、
○主人公が事件を担当する刑事。
○猟奇殺人とその方法に応じた刑罰が与えられている。
○主人公の家族にも身の危険が及ぶ。
など、プロットが映画『セブン』とほとんど同じ。
なので、面白いと言えば面白いのだが、
新鮮味に欠けると言えば欠ける。
ただ、ラストは一捻り入っているので、
もしかすると著者自身それを分かっていて、
ミスリードを導こうとしているのではないかという気がしなくもない。


2016.1.5追記
映画向きだなーと思っていたら、
小栗旬主演で映画化が決定したとのこと。
監督はるろうに剣心シリーズの大友啓史。
邦画にありがちなオリジナリティによる原作破壊は抑えて、
ぜひ原作を忠実に再現して欲しい(笑)