2015年3月23日月曜日

映画:『ミスト』

〜ストーリー〜
濃い霧が街を突如包み込んだ。
スーパーマーケットに逃げ込んだ人々は、
霧の奥を異形の化け物が闊歩している事を知る。
やがて、人々の間に疑心と対立が生まれ、
主人公らは外へ逃げ出す事を決意するが…。

スティーブン・キング原作のホラー映画。
B級ホラー感満載のストーリーだが、
ゾンビ映画よろしく極限状況下に置かれ、
心の拠り所をなくした人間の姿はそれなりの見もの。
だが、この映画の全ては、
原作者のスティーブン・キングが舌を巻いたという映画オリジナルのエンディングに尽きる。
「後味の悪い映画」「どんでん返しのある映画」では必ずと言って過言ではないほどよく挙げられる映画だが、その看板に誤りはない。
たった3分程度のワンシークエンスで世界が暗転するエンディングに注目。

映画:『猿の惑星 新世紀ライジング』

〜ストーリー〜
人類と知能を持った猿との争いから10年。
猿インフルエンザの流行により絶滅の危機に瀕した人類は、
エネルギー源を求め猿のテリトリーに踏み込む。
人間を信用しようとするシーザーだったが、
それを快く思わない者もおり、
人類と猿のみならず、猿達の間にも不穏な空気が流れ始める。

『猿の惑星』前日譚を描く新シリーズ2作目。
それぞれの思いと思惑をもって対立する3つのグループが織り成すストーリーは非常が重厚かつ悲哀をもって描かれている。
あたかもギャング映画を観ているよう。
CG・アクションとも前作よりパワーアップ。
仮に3部作とすると、
次回のクライマックスではいよいよ人間と猿の闘いに終止符が打たれ、
自由の女神が砂に埋もれるのかしら。