異空間に追放したはずのウルトロンの復活により、
世界は滅亡の危機に瀕していた。
ウルトロンが未来から攻撃を仕掛けている事を知ったアベンジャーズは、
ウルトロンとの対決のため未来の世界に向かうことを決意するが、
ウルヴァリンとインビジブルウーマンは過去に戻り、
ウルトロンの生みの親であるハンク・ピムを殺害する。
その結果、時空に改変が生じ、
現代に戻ったウルヴァリン達の前には世界を支配せんとするモーガン・ル・フェイと、
彼女に対抗する半ば機械化された肉体を持つアイアンマン=トニー・スタークの姿があった。
MCUアベンジャーズの2作目『エイジ・オブ・ウルトロン』の原作コミック。
上記の通り、タイトルが同じという以外、
果たして原作と呼んでいいのか悩ましいほど内容が異なる。
そもそも原作のウルトロンは本作の時点で19世代くらいだったりするので、
もはや比較するのも間違っているレベルの話ではある…。
それはさておき、ストーリーも面白いとは言い難い。
そもそもメインヴィランであるはずのウルトロンはほとんど姿を見せない。
その代わりに出てくるのは恐竜とゾンビみたいな姿のアイアンマンとモーガン・ル・フェイなどというややマニアックなヴィラン。
あれやこれやプロットを詰め込み過ぎているうえ、
ストーリー展開のスピードが早いため、
話を追いかけるだけで疲れてしまう。
映画が好きだからという理由だけで手を伸ばすと、
間違いなく失敗したと感じるであろう作品。