〜ストーリー〜
航空保安官のビルは任務でNY行きの飛行機に乗っている途中、
銀行口座に1億5千万ドルを送金しなければ20分にひとりずつ乗客を殺害するとの脅迫メールを受信する。
犯人の予告通りひとりまたひとりと死んでいく乗客。
ビルは犯人の卑劣な罠によりハイジャック犯に仕立て上げられ、
さらに、飛行機には爆弾が仕掛けられていることが判明する。
リーアム・ニーソン主演のフライトサスペンス。
特別に目新しい点がある訳ではないが、
ストーリーに穴がある訳でもない。
フライトサスペンス好きやリーアム・ニーソン好きなら楽しめる。
2015年7月4日土曜日
映画:『AFFLICTED アフリクテッド』
〜ストーリー〜
脳に深刻な病を抱えるデレクと映像作家のクリフは、
1年間世界一周しその様子を『Ends of the Earth』というブログにアップする旅に出る事にした。
7日目、クリフはパリのパブで美女をナンパし、
ホテルの部屋に連れ込むことに成功する。
しかし、お楽しみを邪魔しようとクリフが部屋に突入すると、
そこには血だらけの姿となったデレクがいた。
次の日からデレクは異常な身体能力を身につけた代わりに、
食べ物や陽の光を受け付けず血のみを受け付ける体質となってしまう。
デレクは全ての始まりである女・オードリーを探すため、パリの夜を駆け回るが…。
POV形式の吸血鬼もの映画。
POVとは言え、
映画前半はブログにアップするドキュメント映像という色合いが強く、
POV映画にありがちな映像酔いを感じる事はほとんどないだろう。
前半でデレクとクリフそれぞれの性格や彼らの友情、
また、本作における吸血鬼のルールが丁寧に描かれる。
そして、とあるシーンを境に世界観が一気に暗転し、
そこからはデレクが少しずつ変化する自分に恐怖し苦悩を抱えながらも、
オードリーを見つけるためにパリの夜を暗躍するという、
非常に緊迫感のあるシーンが続く。
後半は、前半に比べるとPOV色がかなり高まるが、
動と静をうまく切り替える画面構成のおかげで、
難なく鑑賞する事ができる。
アクション性の高い作品でもあり、
デレク目線で自らに襲いかかってくる敵と戦うシーンは、
遊園地の3Dアトラクションのようでもある。
ドラマ性が高く、エンターテイメント性も十分に高い、オススメできる作品。
映画:『クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇』
〜ストーリー〜
1980年にUFO目撃事件が発生したイギリス・レンドルシャルムに、
古代の秘宝を探し求めそのドキュメンタリーを撮影しようとやって来た3人の若者たち。
彼らはそこで空を飛ぶ謎の発光物体を目撃する。
実際に起きたと言われるUFO目撃事件をモチーフに製作されたPOV形式のSFスリラー。
予告編のナレーターを矢追純一が担当している時点でB級映画確定だろうと思っていたら、
CGだけは意外と健勝している、単にストーリーが面白くないだけの映画だった。
ただでさえ、森で道に迷う→UFO出現でパニックという単調なシーンが繰り返されるだけの映画なのに、
UFOが出現する肝心なシーンになると電磁波の影響なのか機械が不調になり何をやってるのか分からなくなる。
劇中にいくつか提示された謎もほぼ明かされることなく終幕を迎える。
観客を楽しませる気が全くなかったのだろうかとそんな気にさえなってしまう。
原題は『HANGER 10』。
ストーリー終盤に登場するキーとなる施設である。
邦題のクロース・エンカウンターはまだ分かるとして、
サブタイトルの第4種って何の事なんだろう?
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