2015年6月27日土曜日

映画:『プロジェクト・アルマナック』

〜ストーリー〜
デイヴィッドはある日、
若くして死んだ父親が遺したタイムマシンの設計図を発見する。
仲間らと共に過去に行き、過去を変えることで、
試験も恋愛も人生も全てが順調に進むかと思われた。
だが、その影響は未来に思わぬ影響を与えつつあった。

マイケル・ベイがプロデュースしたSF青春スリラーといった感じの映画。
タイムマシンの存在が明らかになるまで15分。
過去を変えたらやばいんじゃないかという事に気づくまで1時間20分。
ここまでタイムマシンを軸とした高校生のキラキラした青春ドラマが延々と続く。
この時点で映画終了まで残り20分。
事態は急転するのだが、それまでの説明不足がたたり、
なんでそんな状況になっているのかさっぱり分からないまま気付けばエンディングに。
結局何がしたい映画だったのかまったく分からなかった。
改めて、『バタフライ・エフェクト』の素晴らしさを実感。

2015年6月21日日曜日

映画:『インシディアス第2章』

〜ストーリー〜
エリーズ殺害の容疑を掛けられたジョシュ。
一家は悲劇の舞台となった家から離れ、
母ロレインの住む家へと移り住んだ。
しかし、怪奇現象は止むことなく一家を襲い続け、
さらにジョシュまでも様子がおかしくなってしまう。
ロレインはエリーズの友人であるカールの力を借りて、
真相を解き明かそうとする。

『インシディアス』直後から一家を更に襲った悲劇を描いた続編。
前作にも登場したとある登場人物の正体が明らかとなるが、
ストーリーそのものに前作との直接的な繋がりは薄い。
前作を楽しめた人なら楽しめるし、
楽しめなかった人にとっては益々観る価値のない作品となった。
第3作目が公開。
インシディアスの前日譚を描いている作品のようで、
本当に『SAW』や『パラノーマル・アクティビティ』みたいになってきた。

映画:『インシディアス』

〜ストーリー〜
3人の子どもと共に新居に引っ越し、
新たな生活を迎えるはずだったランバート夫妻。
しかし、息子のダルトンが原因不明の昏睡状態に陥ると同時に、
周囲で怪奇現象が発生し始める。
恐怖を感じた一家は違う家に転居するが、
怪奇現象はますますエスカレートしていく。
妻ルネは、夫ジョシュの母ロレインの知り合いである霊媒師エリーズの力を借り、ダルトンを救おうとするが・・・。

『SAW』の監督ジェームズ・ワンと脚本家リー・ワネルが手を組み、
『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリがプロデュースしたホラー作品。
この3人が揃ったならさぞかし尖ったホラーなんだろうと思いきや、
ど直球な怪奇現象ものホラー映画だった。
一応怪奇現象の原因の部分で少し変わった設定はあるものの、
全体的にまったく新鮮味に欠ける。
音響効果や画面効果だけで恐がれる人なら楽しめるだろうし、
そうでない人は楽しめない、それだけの作品。
真相の究明を次作に引っ張っているのが、
いかにも先述の3人のやり口という感じがする。