2015年9月18日金曜日

映画:『インクレディブル・ハルク』

〜ストーリー〜
キャプテン・アメリカを生み出したスーパーソルジャー計画を復活させるため、
自らガンマ線による実験の被験者となったバナー博士。
しかし、実験は失敗し、心拍数が高まると緑の超人ハルクに変化する体質となってしまう。
バナーはブラジルに身を潜め治療法を研究する日々を送る。
しかし、ひょんな事から居場所が発覚。
彼を追うロス将軍と凄腕の兵士ブロンスキーの襲撃を受けることとなる。

マーベルシネマティックユニバースの作品としてはアイアンマンの次に製作された2作品目で、
エドワード・ノートン、リブ・タイラー、ティム・ロス、ウィリアム・ハートら豪華キャストが主演を務める。
アベンジャーズに関わることとしては、
唯一主演が変わった作品であり、また、唯一続編が作られていない作品でもある。
内容としてはバナーが治療法を求めて奔走する姿がメインであり、アクションシーンは控えめ。
ハルクがスーパーパワーで画面所狭しと暴れまくる作品…なんてことを期待すると大いに肩透かしを食らうこととなる。
ただ、これは、その他の関連作においても同様の事が言えるので、
続編が作られていないというのはある意味不幸なことかも知れない。

映画:『ギリシャに消えた嘘』

〜ストーリー〜
アテネでツアーガイドとして生計を立てるライダルは、
チェスターとコレットという富豪の夫婦と出会う。
コレットに一目惚れしたチェスターはガイドを申し出て夫婦と共に1日を過ごす。
その晩、夫婦の元にひとりの男が現れ、
口論の末チェスターは男を殺害してしまう。
実はチェスターは架空の投資話を持ちかけ多数の投資家を騙した詐欺師であり、
男は投資家に雇われた探偵であった。
偶然現場に居合わたコレットは、
ふたりを国外へ脱出させるべく同行するが、
時が経つにつれ事態は悪化の一途を辿っていく…。

ヴィゴ・モーテンセン、キルスティン・ダンスト、オスカー・アイザック主演のサスペンス映画。
殺人事件の罪を逃れようと国外脱出を図る夫婦と、
妻に惚れた事から夫婦に協力する若者、
その3人の微妙な三角関係を描く逃亡劇。
ギリシャの美しい風景とは裏腹に、
時が経つにつれ追い詰められ危うくなった精神状態により人間関係にもヒビが入っていく。
全体的にトーンもテンションも低めの映画だが、
先が気になるような緊張感が続き退屈することなく鑑賞できる。
この映画の唯一の難点は大変個人的なことで恐縮なのだが、
キルスティン・ダンストが一目惚れするほど美人でないこと。
本作に限らず女優としては素晴らしいと思うのだが、
どうも彼女が美人扱いを受けるのに違和感を感じてしまう。