ロキの杖を奪還すべく、
ヒドラのアジトに乗り込んだアベンジャーズ。
任務には成功したものの、
双子の超能力者のひとりワンダによりアベンジャーズと人類が滅びてしまうという悪夢を見せられたトニーは、
ロキの杖のパワーとアイアンマンの技術を組み合わせ、
外宇宙の敵の脅威から地球を守る兵器を製造する”ウルトロン計画”を実行に移す。
だが、自我を持ったウルトロンは、
人類を地球の平和を脅かす敵と認識し、
アベンジャーズに宣戦布告する。
『アイアンマン』に始まり、
外宇宙の脅威との戦いを描いた『アベンジャーズ』、
そして、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を経て、
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のその後を描く作品。
今回の敵はアイアンマンことトニー・スタークが生み出してしまった人工知能ロボ・ウルトロン。
さらに、新キャラクターとして、双子の超能力者ワンダとピエトロ、
ウルトロンによって生み出された生命体・ヴィジョンがアベンジャーズに参加する。
ストーリーとしては、
クリントの秘密や、ナターシャとバナーのすれ違う恋、
新キャラクターである双子の能力者の葛藤などを中心に、
各キャラクター達の内面に踏み込んだ描写が多く、
前作と比較すると笑いや派手さは控えめな印象。
そもそも、前作の敵は異次元の神だったり外宇宙からの侵略者だったが、
今回の敵はアイアンマンに毛が生えたようなもの。
その時点でスケールダウンを感じてしまうところもあるかも知れない。
また、やや説明不足と感じる部分も多く、
シリーズをある程度復習しておかないと置いてけぼりを食らう可能性がある。
相変わらずアクションシーンは素晴らしく、
のっけからアベンジャーズ全員のチームプレーをこれでもかと見せつけてくれたと思えば、
もはやお約束のハルクの暴走シーンもある(今回ハルクの相手をするのは重装甲型のアイアンマン)。
元々スーパーヒーロー達の共闘と活躍を観るための映画と割り切っていれば、
今作もその目的は十分に果たされるだろう。
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