M-Dayにより多くのミュータントが能力を失っているX-MENやXファクター。
生活の再建が最優先課題である彼らは、
ヒーロー登録法案を静観する立場をいち早く取ったものの、
考え方の違いから対立を余儀なくされていた。
その頃政府は、
ヒーロー登録法案をきっかけに活動を活発化させていたヴィラン達や、
法案に反対するヒーロー達の対応に追われていた。
少しでも駒となるヒーローを確保したい政府は、
デッドプールをスカウトし、
X-MENのひとりであるケーブルと共に任務に当たらせるが…。
大人の都合でマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズには一部キャラクターのみ参戦のX-MEN。
しかし、他のヒーローらと同じくシビルウォーにより混乱する彼らの姿と、
実写映画公開予定のデッドプールの姿を描いた映画原作派生作品。
M-Dayとは、エイジオブウルトロンに登場しているスカーレット・ウィッチの能力が極限にまで達し、
X-MENらの能力が喪失してしまうという一大事件。
本作では、ただでさえ生活再建が最優先課題である彼らがシビルウォーに巻き込まれる悲劇の姿を描いている。
X-MEN原作とM-Dayのことを知らなければ楽しめない点では一見さんお断りの、
しかもやや重めなストーリー展開。
打って変わってデッドプール編は、
彼のキャラクターもあり割とあっけらかんとしたストーリーが繰り広げられる。
そんな中でも未来から来たミュータント・ケーブルのみならず、
合衆国大統領を始めとする政府がヒーロー登録法案に対してどのように考えているか、
それについて議論する姿が描かれるなど、
やはり重厚なストーリーも展開される。
最新映画作品が公開予定のX-MENのオリジナル設定を知るうえでも貴重な作品だが、
とにもかくにもシビルウォーとX-MEN原作を知らなければ簡単には楽しめない作品。
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