2014年4月12日土曜日

映画:『ゾンビランド』

突如発生したウィルスにより人類はゾンビと化した。
元ひきこもりのゲームおたくであったコロンバスは、
生き残るための32のルールを自らに課し生き延びていた。
生まれ故郷を目指す旅の道中、
ウィンキーを愛しゾンビを憎む癇癪持ちの男タラハシーや詐欺師姉妹と合流する事になった彼は、
そんなメンバー達との間に絆が芽生えた事に気付き始める。

ゾンビ映画でありながら、
個性的な4人の人間の心の交流を描くロードムービーであり、
ティーンエイジャーの恋愛模様を描くラブストーリーであり、
ゾンビのみならず様々なジャンルの映画へのオマージュを含むコメディであるという異色の作品。
ポイントポイントで登場人物の過去の場面が現れるのだが、
その中でも特に、4人の中で最もヤバそうに見えるタラハシーの過去が、
全体的に緩い感じのストーリーにスパイスとなって効く。
グロい場面はほとんど無く、急にゾンビが現れてビックリするようなこけおどしも無し。
R15指定作品だがほぼあらゆる世代のあらゆるジャンルの映画好きが楽しめる映画。

名優ウディ・ハレルソンをはじめ、
『ソーシャル・ネットワーク』でFacebook創始者を演じたジェシー・アイゼンバーグ、
『アメイジング・スパイダーマン』のヒロインであるエマ・ストーン、
『サイン』『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンらが主要キャストを演じており、
また、特別ゲストとしてビル・マーレーが本人役で登場。
『ゴーストバスターズ』に親しんだ人なら最も笑えるシーンを提供してくれる。

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