~ストーリー~
「しんぶんし」と名乗る男がインターネットを通じて次々と犯罪を予告、実行していた。
ネット上で初めは少数派だった彼らの支持者は、
犯行を重ねるごとに増えていく。
警視庁サイバー犯罪対策課の吉野犯人を捕らえようと奔走するのだが…。
『マンホール』など良質のサイコスリラーを提供しているSTUDIO221の筒井哲也の作品。
インターネットを通じての犯罪予告という設定自体にそれほどの目新しさはない(古くはYouTube黎明期に『ブラックサイト』という良質のハリウッド製スリラーがある)ものの、
犯人の緻密な計算とそれを追う刑事との攻防にワクワクしてしまう。
また、人物描写が大変緻密でドラマ性も非常に高い。
最後に明かされる、悲しい過去を抱える犯人の犯行動機はあまりに切ない。
全3巻とサクッと読めるのもGOOD。
上述の『マンホール』と共にオススメします。
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