シビル・ウォーから遡ること数年。
様々な出自や背景を持ちながら増え続けるヒーローの存在が、
やがて惨事を生み出すのではないかと危惧したアイアンマン=トニー・スタークは、
秘密裏に有力者を集めヒーローを管理する組織の制度の立案を提案する。
しかし、ネイモアを始め他のヒーローと同じく各者各様の思想を持つ彼らがまとまるはずがなく、
やがて秘密の会合に出席する者もその数を減らしていった。
それでも諦めないスタークはとあるヒーローに目を付け、
彼を利用し制定化を目論むのだが…。
ヒーロー同士の争いを描いたシビル・ウォー原作派生作。
トニー・スタークがなぜ仲間との戦いを選んでまでヒーロー登録法案の成立に拘ったのかというシビル・ウォーの前日譚と、
本編において重要な役割を果たすスパイダーマンとアイアンマンの関係、
ソーのハンマーを巡るファンタスティック・フォーとDR.ドゥームの戦いを描いたエピソードが収録されている。
設定自体はやや後付け臭いものの、
アイアンマン、スパイダーマン、ファンタスティック・フォーとも、
本編で非常に重要な役割を果たすキャラクターであり、
シビル・ウォーの世界観に更なる背景を肉付けしているという意味において、
原作関連作を読むなら是非オススメしたい作品。
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