オンデマンド配信にて鑑賞。
〜ストーリー〜
茜が教師を務める高校では、観た者を死に至らしめる動画の噂が流れていた。
ある日、偶然にも生徒がその動画を観ているところに出くわした茜は、
パソコンの画面から白装束の髪の長い女が現れるのを目撃する。
茜は恋人の孝則と共に動画について調査を始める。
以下、おもいっきりネタバレ。
この映画、
初めからこのキャストでホラー映画を撮る事と、
呪いの動画をテーマにした初期段階の脚本だけが決まってて、
でもそれだけだと弱いから無理矢理貞子を絡めて、
貞子→テレビから「飛び出る」→だったら3Dじゃん!
というノリと商業的な思惑で出来上がった作品としか思えない。
原作どころか過去の映像化作品に対する思い入れや敬意といったものを全く感じられない。
心の底から退屈な映画だった。
しかし、もしかしたらこの映画を楽しく鑑賞できるかも知れないポイントをいくつかご紹介しましょう。
□呪いの動画はニコニコ動画でストリーミングされている動画。
→制作委員会にもニコニコ動画が名を連ねている。
→超商業的な香り!!!
□石原さとみ扮する茜は危機が迫り悲鳴をあげると超音波を発し周囲を破壊する能力の持ち主。
→つまり、キース・レッドのグリフォンを引き継いだモデュレイテッドARMSだった。
→パソコンの画面どころか貞子すら粉砕するのに人間には影響がない不思議。
□貞子は画面から飛び出るだけでなく髪の毛すら自由に操る。
→貞子がラブ・デラックスのスタンドを身につけました。
→さらに終盤では貞子ACT2となり、引きずり込んだ人間を画面の中の異次元に閉じ込めるという、ココ・ジャンボさながらのスタンドまで身につける。続編が作られたらD4Cでも使えるようになるんじゃないか?原作は実際…だしなぁ。
□終盤では貞子が怪物になって登場!
→なぜか『エクソシスト』のように逆さ四つん這いで蜘蛛のような動き。
→スティーブン・キング原作の『IT』も、
ピエロの正体が実は蜘蛛の怪物だったという最後にして最大の興ざめポイントがあるが、
『IT』がそれまでは優れたホラーであるのに対し、
本作はハナから退屈だから余計にタチが悪い。
→蜘蛛状態の貞子をACT3とするなら、最終盤ではACT3が大量発生!
→しかし、ACT3すら超音波で粉砕する茜のARMSの力!
<訂正>
一応この作品、
鈴木光司氏の『エス』が原作だったんですね。
それにしてもストーリーがまったく違うので、やっぱり上記の通りやっつけで産まれた作品という気はしてならない。
一応訂正しておきます。
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