優れた頭脳と人体に関する深い知識を持ちながら、
サーカスのピエロとして暮らす「せむし男」。
ある日、曲芸中に事故を起こした団員に対し、
的確な洞察を持って処置に当たった彼の元にひとりの男が現れる。
男の名はヴィクター・フランケンシュタイン。
ヴィクターはせむし男を助手に迎え、
彼がライフワークとする無からの生命の創造の研究を推し進めようとするが…。
古典ホラーの代表作フランケンシュタインを、
『ウォンテッド』『X-MEN』シリーズのジェームズ・マカヴォイと、
『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフを主演に迎え制作された作品。
主人公の名前と生命を創造するというプロットを拝借しただけの完全オリジナルストーリー。
キャラクターの描き方が浅い、
怪物は感情のないただのバケモノ、
ご都合主義に満ち行き当たりばったりのストーリー展開と、
良い所がまったくない。
また、原作にあった登場人物や怪物の抱える苦悩や悲哀といったものも一切感じられない。
見所はせむし男と呼ばれサーカスで働いていた時のダニエル・ラドクリフの演技くらい。
よく人気ホラー映画の続編を作るために、
イマイチな脚本を無理矢理アレンジして制作するということがあるが(例えばソウシリーズのように)、
ハナからそのつもりでフランケンシュタインの設定と主演のふたりを起用すれば売れるんじゃないかという浅はかな考えで作られたんじゃなかろうか。
制作費が回収できず日本でもビデオスルーされた理由がよく分かる。
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