2015年6月14日日曜日

映画:『ボーン・レガシー』

〜ストーリー〜
CIAが暗殺者の養成を目的として立ち上げたプログラム「トレッドストーン計画」は、それが生み出した暗殺者ジェイソン・ボーンの手により潰える事となった。
その裏で同時に進行していた「アウトカム計画」が明るみに出る事を恐れたCIAは、訓練中の暗殺者たちを抹殺し、プログラムそのものを抹消をする計画を立てる。
アウトカム計画の被験者達には身体能力を向上させ五感を鋭敏にする特殊なウィルスが注入されていたが、副作用により一定時間ごとに青と緑、2つの薬を摂取しなくてはならなかった。
CIAの襲撃を退け生き延びる事のできたアーロン・クロスは、薬を求めて彼に実験を施した研究者マルタの元に向かう。
折しもマルタ自身の身にもCIAの魔の手が忍び寄りつつあった。

ジェイソン・ボーンシリーズの世界観を踏襲しながら、新たな主人公を迎え製作されたスピンオフ作品。
前3作と同じく3部作の構想が立てられており、今回はその第1弾。
主人公アーロン・クロスを演じるのは、ベン・アフレック監督・主演の『ザ・タウン』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、最近では『アベンジャーズ』でメンバーのひとりホークアイを熱演するなど、活躍目覚しい俳優ジェレミー・レナー。
ヒロインには『ナイロビの蜂』で映画賞を総ナメし『ハムナプトラ』シリーズや『コンスタンティン』などで主演しているレイチェル・ワイズ。
レイチェル・ワイズってちょっと独特な外見をしてるなと思っていたけど本作ではとても綺麗。
また、ふたりを追い詰めるCIAのブレーン役を、『真実の行方』『アメリカンヒストリーX』『ファイトクラブ』『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートンが好演している。
で、なぜ俳優の説明を詳しくやったのかというと、これだけ重厚な俳優陣が揃っているにも関わらず、内容が地味過ぎてまったく印象に残らなかったから。
ジェイソン・ボーンの場合、身体能力が高いだけでなく、敵と戦うために凝らす工夫の数々も見所だったけど、アーロン・クロスの場合は身体能力に任せたゴリ押しが多い。
逃避行がメインのストーリーのため仕方がないところではあるが。
しかし、ジェイソン・ボーンシリーズも回を重ねるごとに格段に良くなっていったので、2作目に期待といったところか。

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