2015年6月12日金曜日

小説:友井羊『僕はお父さんを訴えます』

〜ストーリー〜
愛犬リクを何者かの虐待により失ってしまった光一は、
同級生である沙紗の手を借り独自に調査を進めていく内に、
犯人が父である事を確信する。
司法浪人生である敦の助けで父に対し裁判を起こした光一。
しかし、裁判所で驚愕の真実が明かされるー。

著者のデビュー作であり、2012年の「このミステリーがすごい」大賞受賞作。
青春ミステリーの体裁をとった裁判の入門書のような感じ。
キャラクター造詣もマンガ並に分かりやすい。
ミステリーとしては伏線も分かりやすくわがままを言えばもう一捻り欲しかったが、
事件の真相が明らかになる終盤はそれなりのインパクトはある。
テレビの特別2時間ドラマあたりにすごく向きそうな気がする。

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