2013年6月9日日曜日

映画:『レポゼッション・メン』


〜ストーリー〜
近未来、人工臓器移植技術の発達により、
人々は恒常的な健康と長寿の恩恵を受けていた。
そのあまりに高額な手術代に、ローンの返済が不能になる者もおり、
主人公レミーはそんな彼らから人工臓器を再び回収するレポメンの中でもトップクラスの実力の持ち主だった。
しかし、あまりに仕事に熱中するあまり、愛する妻との仲は徐々に悪化していた。
ある日、レミーは不慮の事故から自ら人工臓器を移植されることになる。
それにより、返済不能者の心情を理解するようになってしまい、
レポメンとしての任務を全うできなくなってしまった。
妻には見放され、いよいよ返済日を過ぎ、
かつて同僚であったレポメンから追われる身となった主人公は、
全ての人工臓器移植データを消去するため、システムの中枢部に乗り込む。

サイバーパンクの王道的作品。
ハードなアクションシーンが見もので、
時折SFらしいギミックや兵器は出てくるものの、
どちらかと言うとナイフやハンマーを駆使した肉弾戦の方が熱い。
最終バトルでの主人公の無双っぷりが『リベリオン』か『ウォンテッド』とよく似ている。
描写はあっさりとしてるものの、
身体を切り開いて人工臓器を取り出すシーンや喉を掻き切るシーンも満載なので、
貴賓さを求める紳士淑女には向かない映画かも。
しかし、この作品で特筆すべきは、ラスト5分間のどんでん返し。
劇中の伏線を見逃さなければある程度予想はつくものの、
それでもなかなか衝撃的なもの。
『リベリオン』とか『マイノリティ・リポート』辺りが大丈夫な人なら十分満足できるレベルだと思う。

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